【#0】はじめてのSwift入門|アプリ開発の全体像と必要なもの

iOSアプリ開発に興味があるけど、何から始めればいいのか分からない…。この記事では、アプリ開発の全体像と必要なものをわかりやすく解説するよ。

 

全くの初心者で何から始めれば良いのか分からない… とりあえず、アプリ開発の全体像を簡単に解説してほしいな。

OK!アプリ開発の全体像を解説するね。全くの初心者でも大丈夫、ステップごとに進めれば道が見えてくるよ。

 

目次(タップできる)

1. iOSアプリ開発

iOSアプリ開発は、iPhoneやiPadで動くアプリを作ることだよ。「Xcode」っていうAppleのアプリ開発ツールと「Swift」って言語を使うんだ。最初は難しそうだけど、少しずつ進めればOK!

 

必要なもの

MacとXcode(無料)が必須だよ。MacでXcodeをダウンロードして、あとは「やってみよう!」って気持ちがあれば十分。初心者でも気軽にスタートできるよ。

 

アプリ開発の流れ

アイデア設計コーディングテスト公開

  • アイデア:タイマーアプリを作りたい。
  • 設計:タイマーの画面をイメージ。
  • コーディング:SwiftUIでコードを書く。
  • テスト:シミュレータで動かしてみる。
  • 公開:完成したら友達に自慢!

この流れで進めれば、初心者でも道が見えるよ。

 

2. MVVM(設計ルール)

MVVM(Model-View-ViewModel)は、こう作るとわかりやすくて、あとから直しやすいよ。という「おすすめの作り方(ベストプラクティス)」のことだよ。

アプリを作るときに、全部ごちゃまぜで書くと後で大変になるから、「どの部分が何をするか」を役割ごとに分けて考える設計パターンなんだ。

MVVMでは、アプリの構成を「Model(データや処理)」「View(画面)」「ViewModel(つなぎ役)」の3つに分けるよ。

たとえば天気アプリなら、Modelが天気情報を取りに行って、ViewModelがそれを「晴れ☀️/くもり☁️」みたいに画面用に整えて、Viewがそれを表示する。

こうして分けておくと、表示の仕方(View)に手を加えても、データの処理(Model)はそのままでOK。テストもしやすくて、バグも見つけやすくなるよ。

最初はちょっと手間に感じるかもしれないけど、アプリが大きくなるほど「分けておいてよかった〜」って思う場面が増えるから、後で困らないための“保険”と思って、しっかりMVVM設計で作っていこうね。

 

3. SwiftUIとアプリの構成

SwiftUIでアプリを作るときは、「データ」「ロジック」「画面(UI)」の3つに分けて考えるとすっきりするよ。

  • データ(Model):たとえばタイマーの秒数は、TimerDataっていうデータの型で管理するよ。
  • ロジック(ViewModel):カウントダウンの動きとかは、TimerViewModelっていう中間の役割が担当。
  • 画面(View):表示するUIは、ContentViewで組み立てるよ。

フォルダ構成(QuickTimer/Models, ViewModels, Views)もこの3つに分かれてて、それぞれの役割がハッキリしてるから、あとから見返しても迷いにくいし、修正もしやすくなるんだ。最初にちょっとだけ意識して整理しておくと、あとがすごく楽になるよ。

 

4. 用語解説

「なんか聞き慣れない言葉が多かった…」って思うかもしれないから、簡単に説明するね!

用語 解説
Xcode Appleのアプリ開発ツール。コードを書いたり、動作をテストしたりできるよ。
Swift Appleが作ったプログラミング言語。シンプルで初心者にも優しいよ。
SwiftUI Swiftを使って画面を作る仕組み。簡単にデザインできるのが特徴!
Model アプリのデータを管理する部分。タイマーの秒数やメモなど。
ViewModel データと画面のつなぎ役。ロジック(動き)を担当する。
View アプリの見た目(UI)を担当。文字やボタンを表示する部分。
MVVM Model-View-ViewModelの略。アプリの構成を分けて整理する設計スタイル。
シミュレータ Mac上でiPhoneアプリをテストできるツール。実機がなくても動作確認できるよ。

 

5. この章のおさらい

  • iOSアプリ開発では「Xcode」と「Swift」を使うよ
  • アプリの構成は「Model・View・ViewModel」に分けるとスッキリ
  • SwiftUIでUIを直感的に作れる!
  • 開発の流れは「アイデア→設計→コーディング→テスト→公開」
  • 用語をしっかり理解しておくと次のステップが楽になる

ここまで読めば、アプリ開発の全体像がざっくりつかめたはず! 焦らず一歩ずつ進めていこう。

 

Next… Swiftの基本構文

次の章では「基本構文」を学ぶよ。基本構文は、ざっくり言うとこんな感じ!簡単に解説していくから軽く目を通してみてね。

 

変数と定数

let name: String = "たろう"
var age: Int = 25

letは定数で、値を変更できないよ。varは変数で、あとから値を変えられるよ。

 

文字列の中に変数を入れる

let greeting: String = "こんにちは、\(name)さん!"

\(変数名)で文字列の中に変数の値を入れられるよ。

 

条件分岐(if文)

if age < 20 {
    print("未成年ですね")
} else {
    print("大人ですね")
}

if文で条件によって処理を分けられるよ。

 

関数(func)

func greet(name: String) {
    print("こんにちは、\(name)さん!")
}

funcで関数を定義して、何度も使えるようにできるよ。

 

これらの基本構文を使って、アプリの動きを作っていくんだ。次の記事では、もっと詳しく解説していくね。

 

 

 

【#1】はじめてのSwift入門|SwiftUIアプリ開発の全体像と基本用語

この記事では「Swift」「SwiftUI」の概要、アプリ開発の流れ、基本用語を理解し、開発環境を整えることが目的です。まずは基本的な全体像をイメージしましょう。

 

1. アプリ開発の全体像

アプリ開発の流れ

アイデア設計コーディング テスト公開

アプリ開発は、アイデアを実際のアプリとして形にする一連のプロセスです。初心者にとって、開発の全体像を理解することは「何をどこで学ぶのか」を明確にする第一歩です。以下のステップで進みます。

 

SwiftUIを使ったアプリの構成

データ(Model)、ロジック(ViewModel)、UI(View)

 

MVVMアーキテクチャ

 

 

例:タイマーアプリの構成(TimerData, TimerViewModel, ContentView)

 

 

2. 基本用語の解説

Swift:Appleのプログラミング言語

Swiftとは、Appleが開発したプログラミング言語(2014年発表)で、iOSやmacOSのアプリを作るために使われます。高速・安全・モダンな設計で、初心者にも学びやすく、iPhoneアプリ開発の標準言語です。

 

SwiftUI:宣言型UIフレームワーク。直感的なUI構築が可能

SwiftUIとは、Appleが提供するUI(ユーザーインターフェース)を作るためのフレームワークです。Swiftで宣言的に画面を構築でき、iOSやmacOSなど複数のApple製品向けアプリを効率よく開発できます。

 

Xcode:Appleの開発ツール。コーディング、テスト、ビルドを一括管理。

Xcodeとは、Appleが提供するアプリ開発用の統合開発環境(IDE)です。iPhoneやMac向けのアプリを作るために使い、SwiftやSwiftUIのコーディング、デザイン、デバッグ、シミュレーター実行などが1つでできます。

 

View:画面の見た目(ボタン、テキストなど)を定義。

Viewとは、SwiftUIで画面の見た目を構成する部品のことです。テキストやボタン、画像などを表示する要素を定義し、ユーザーに見えるUIを作る役割を持ちます。すべてのUIはViewを組み合わせて構築されます。

 

Model:アプリのデータ構造(例:タイマーの秒数やメモ)。

Modelとは、アプリ内で扱うデータやその構造を定義する部分です。SwiftUIでは、例えばタイマーの秒数やメモなど、画面に表示する情報やロジックの元となるデータを管理します。UIとは分離され、再利用性が高いのが特徴です。

 

ViewModel:UIとデータの橋渡し、ロジックの管理。

ViewModelとは、View(UI)とModel(データ)の仲介役で、データの加工や画面表示用のロジックを管理する部分です。SwiftUIでは@Published@StateObjectなどを使って、Viewとデータをリアルタイムで連携させます。

 

ロジック:アプリの動作(例:タイマーのカウントダウン処理)。

ロジックとは、アプリがどう動作するかを決める処理のことです。たとえばタイマーのカウントダウン、ボタンを押したときの動きなど、ユーザーの操作に応じた反応や計算などを制御します。主にViewModelやModelに書かれます。

 

Assets:画像やアイコンなどのリソース。

Assetsとは、アプリ内で使う画像、アイコン、色などの素材(リソース)を管理する場所です。Xcodeの「Assets.xcassets」フォルダにまとめて登録し、SwiftUIのコードから簡単に呼び出して使えます。

 

Info.plist:アプリの設定ファイル(例:通知許可)。

Info.plistとは、アプリの基本設定を記述するファイルで、通知の許可やカメラ使用の説明文、アプリ名、バージョンなどを定義します。iOSがアプリを正しく動かすための情報がここにまとめられています。

 

3. 開発環境の用意

Xcodeのインストール

 

プロジェクト作成

Xcodeのダウンロード(Mac App Storeから)。

    • 新規プロジェクトの作成(SwiftUIテンプレートを選択)。
  • 最初のSwiftUIアプリ
    • デフォルトの「Hello, World!」アプリを動かす。
    • QuickTimerApp.swiftContentView.swiftの役割を軽く解説。
    • 例:
      @main
      struct QuickTimerApp: App {
          var body: some Scene {
              WindowGroup {
                  ContentView()
              }
          }
      }
      
      struct ContentView: View {
          var body: some View {
              Text("Hello, World!")
                  .font(.title)
                  .padding()
          }
      }
      
  • 開発環境の準備:
    • Xcodeの基本操作(エディタ、プレビュー、シミュレータ)。
    • Swiftのバージョン確認(Swift 5.10を前提)。
  • ファイル構成の紹介:
    • Models, ViewModels, Views, Resources, Info.plistの役割を簡単に説明。
    • 例:タイマーアプリのファイル構成をイメージ図で提示。

 

4. この章の解説

  • 初心者は具体的なコードに入る前に、アプリ開発の全体像を把握することで「何を学んでいるのか」が明確になる。
  • 用語解説で「ロジック」や「MVVM」などの概念を先に紹介し、提供されたファイル構成の意義を軽く触れる。
  • 簡単な「Hello, World!」アプリで手を動かし、SwiftUIのプレビュー機能を体験。
  • 理論と実践のバランスを取り、初心者の不安を軽減。

 

 

【#2】

Swiftの基本をおさえたら、次は“考える力”をアプリに持たせよう!この記事ではif文と関数の書き方と使い方を学ぶよ。条件判断や処理の再利用ができるようになる大事なステップだよ。

 

1. この記事で学べること

  • if文で「〜なら〇〇する」という処理を書けるようになる
  • 関数で「まとまった動き」に名前をつけて使えるようになる

Swiftにとって、「条件」と「関数」は超・超・超重要!
アプリを“考える”ようにしたり、同じ処理を何度も使いまわせたりするんだ。
それでは、さっそくコードを見ていこう!

 

2. 全体コードを見てみよう

func greet(name: String, age: Int) {
    print("こんにちは、\(name)さん!")
    
    if age < 20 {
        print("未成年ですね")
    } else {
        print("大人ですね")
    }
}

greet(name: "たろう", age: 18)

このコードは「greet(あいさつ)」という関数を作って、その人の名前と年齢に応じたメッセージを表示してるよ。
年齢によって「未成年」か「大人」かを判断する if文も入ってるね!

 

3. コードの中身を見ていこう

関数(func)の基本

func greet(name: String, age: Int) {
    // 中の処理
}

「func」は「この動きを関数にまとめますよ!」って宣言するキーワードだよ。
関数に名前をつけて、()の中で受け取る値(引数)を指定できるんだ。
この例では、「名前」と「年齢」を受け取るあいさつ関数になってるね!

 

if文(条件分岐)

if age < 20 {
    print("未成年ですね")
} else {
    print("大人ですね")
}

if文は「もし〇〇なら〜する」っていう書き方!
このコードだと「年齢が20未満なら未成年、それ以外は大人」と分けてるよ。
`<`(小なり)や `>`(大なり)を使えば、数字を比べることができるよ。

 

関数を呼び出す

greet(name: "たろう", age: 18)

最後に関数を使うときはこうやって呼び出すよ。
引数の順番や名前は、関数の定義と同じにする必要があるよ!

 

4. まとめ:アプリに“判断”と“再利用”を加えよう

今回は、「条件分岐(if)」と「関数(func)」という2つの大事な考え方を学んだよ。

  • ifで「条件によって分ける」ことができた
  • funcで「ひとまとまりの動き」に名前をつけて再利用できた

この2つが使えると、アプリに「判断力」と「整理された設計」が加わって、どんどん本格的になっていくよ!

次は【#3】で、繰り返し処理(for文 / while文)をマスターしよう!